日常使用カメラとしてのNikon S50c辛口総括。

さて約1ヶ月使ってきたNikonのカメラだが、最初に結論から言うと自分がこのカメラをお金出して買ったら、多分今日の時点で別のカメラに買い換えているだろう。それくらいストレスが貯まるカメラである。
撮影画像に関しては、可もなく不可もなしだ。3万円クラスのデジカメでは及第点には達しているだろう。しかし、インターフェースを含めてカメラ自体がありえない。このエントリーでは、超素直に今回感じたことを書いてみる。
▼電源を入れてすぐに写真が撮れない!
私は今撮りたい!と思った瞬間に撮れるように、絶えずポケットにデジカメを入れている。G7は大きいのでベルトからケースに入れてぶら下げている。今回、Nikon COOLPIX S50cで一番ストレスを感じたのが、電源を入れてすぐに写真を撮りたくてシャッターボタンを押しているのに撮れない事だ。
このカメラでは、ON/OFFボタンを押して電源が入り、ライブビューの映像が表示されて、残り撮影可能枚数などのインフォメーションが出て、初めてシャッターボタンが機能する。つまり、ライブビューが写った時点ではまだ写真が撮れないのだ。ちなみに、情報が表示されるまでで3.5秒かかる。ちなみにG7は1秒かからない。
普通の感覚では、カメラの映像が映った時点ですぐに写真は撮れると思うはずだ。まぁ、この辺はユーザビリティーテストをしていないから分からないが、少なくとも私が愛用している歴代のcanonのデジカメは電源が入る前からシャッターボタンを押していても、電源が入った後すぐにピント合わせが始まって写真が撮れる。
それに対し、COOLPIXは、すぐに写真が撮りたくて急いで電源をいれてシャッターボタンを押していても、押している事すら認識してくれない。一回離して又押さないといけないのだ。もうねぇ、この時点で撮り手としては冷めているのよ。コンパクトデジカメに私が最も期待するのは、撮りたい瞬間にすぐに写真が撮れる事だ。
ちなみに、セットアップ画面には高速起動という項目が有り、私が手にした時点では初期状態ONになっていた。(私が手にした物は新品ではなく、一回Nikonの開発者が触っている物なので、新品状態がどの状態なのか分からない。)これをOFFにすると何が起こるのかと思ったら、毎回起動時にNikonのオープニングムービーが流れた。そう、あの携帯電話を起動したときに見えるアニジフかフラッシュみたいなやつ。これもびっくり。つまり、本来はこのムービーを流したくて、でも高速で起動したい人の為に消せる機能がありますよって意思表示だ。
▼シャッターと同レベルにある左ボタンは何に使うのか分からん。
pic_001.jpg
さて、このカメラには撮影時に使える色々な機能がついている。右手の人差し指でシャッターを押すとしたら、左手の人差し指で押せる二つのボタンがある。上の写真で7,8だ。
pyaみたいな顔が光ってるボタンと、手が震えてるボタンだ。手が震えているボタンは何となく分かるが、■の顔が笑ってるボタンは良く分からん。このボタンに割り当てられているで有ろう機能も含めて、このカメラで使えるいろいろな機能を下記に書き出してみた。(オフィシャルホームページからコピーした。)
●ワンタッチフェイスクリアー機能
ワンタッチで「顔認識AF」を設定できるフェイスクリアーボタンを搭載。撮影時には、人の顔を認識して自動的にピントを合わせる「顔認識AF」と、赤目を効果的に補正する「アドバンスト赤目軽減」が作動。友人や家族との大切な写真を確実に残せます。さらに、画像の再生時には、暗く写った部分だけを明るく補正する「D-ライティング」をワンタッチで設定できます。
●ブレ軽減モード
暗めの場所や望遠撮影時に起りやすい手ブレや被写体ブレを軽減する「手ブレ補正(VR)」、「高感度」、「BSS(ベストショットセレクター)」の3 つの機能を、ワンタッチで設定できるブレ軽減モードを搭載。いつでも簡単に、ブレを抑えた美しい写真が撮影できます。
●15種類のシーンモード
ポートレート、風景、スポーツ、夜景ポートレート、パーティー、海・雪、夕焼け、トワイライト、夜景、クローズアップ、ミュージアム、打ち上げ花火、モノクロコピー、逆光、パノラマアシストの15種類のシーンモード。
●ストップモーション機能
1コマ撮りした画像を自動的につなげて、クレイアニメ風の動画が作成できます。音声は記録されません。
●微速度撮影
選んだ撮影間隔で撮影した画像を自動的につなげて、動画として記録できます。時間とともに変化する被写体の撮影に最適。音声は記録されません。
●ピクチャーカラー
カラー効果をつけた画像が撮影できます。カラーは「標準カラー」、「ビビッドカラー」、「白黒」、「セピア」、「クール」の5種類から選べます。
●16:9のワイド写真が撮影可能
っで、実際にカメラを使ってたけど、本当にどれがどれだか分からん。さらにはMODEボタンとMENUボタンがあって、訳が分からん。というわけで、折角なのでまとめてみた。
Nikon-S50c.jpg
FreeMindで作ったのだけど、撮影に関する項目だけを抽出したつもり。こうやってまとめてみると、フェイスクリアー機能とぶれ軽減機能もMODEの中に有るべき物なんだろうな。しっかし分かりにくい!
ワンタッチフェイスクリアー機能では、「顔認識AF」という機能が作動するらしいが、通常の撮影モードでMENUを押したときに設定できるAFエリア選択には「顔認識AF」が入ってない。ってことは、「顔認識AF」を使いたいときには必ずワンタッチフェイスクリアー機能を使わないといけないという事なのだろうか?
さらに、ブレ軽減機能では、「手ブレ補正(VR)」、「高感度」、「BSS(ベストショットセレクター)」の3つの機能をONにしているって書いてある。つまり、普通の撮影モードでも、それらの機能をONにすれば同様の機能になるはずだが、実際にその3つをONにするには、
・手ブレ補正 MODE→セットアップ→手ブレ補正→ON
・高感度 MENU→ISO感度設定→1600
・BSS MENU→BSS→ON
と、何故か手ブレ補正だけ、セットアップの項目に入ってる。なんで、MENUに入れないのかが分からん。
SCENEモードでポートレートを選択するのも、MODEボタンを押して、ダイアルを回して、シーンに合わせてOKボタン。その後、MENUを押してポートレートを選んでOKボタン。次に風景にシーンを切り替えるときも、MENUを押して風景を選んでOKボタン。ジョグダイアルがあるんだからそれを回せば15通り変わる様にすればいいのに、パテントのしがらみでもあるのだろうか?本当にいちいち面倒くさい。
本来、シーンモードや、上記の機能は、写真やカメラを良く分からない人でも綺麗な意図した写真が撮れるように作られている機能なはずだ。それなのに分かりにくい。直感的ではない。ワイヤレス設定の際、WEPパスワードを入れた後、最終決定ボタンがOKではなくシャッターボタンという点も含めて、本当にユーザビリティーを本気で考えてるのかはなはだ疑問な設計だ。
とりわけ、Nikon的には、「ワンタッチフェイスクリアー機能」と「ブレ軽減モード」がお客様にニーズが高いと思ったのだろう。お察しの通り、シャッターと同レベルにある左手の人差し指位置にあるボタンがこの機能に割り当てられている。
超主観意見だが、ワンタッチフェイスクリアー機能は全く持って顔にフォーカスを合わしてくれなかったし、ブレ軽減モードも何枚も写真を撮ってるけど良い写真が全然撮れなかった。この機能を会社として押したいんだったら、もっと出来上がりを精査して欲しい。
▼液晶とプラスチックスクリーンの間にゴミ入りすぎ!
pic_002.jpg
これが裏の画像。大きな液晶だ。このカメラの売りの一つである事は間違いない。
IMG_8535.jpg
論より証拠。この白いの全部ホコリ。わざわざ液晶保護スクリーン張って傷が付かない様にしていたのに、スクリーンの向こう側にホコリが入ったらどうすることも出来ないよ。とってもセンシティブなスダヒデユキはこのホコリでげんなりなのです。
とまぁ、超辛口コメントを書いてしまったが、でも申し訳ない。素直な気持ち。ワイヤレスの機能とか、スライドショーの機能とか、あくまでこれはオプションだと思う。まず、コンパクトデジカメとして、本当にユーザーライクなインターフェースを作って欲しい。NDA結んで会議に参加しても良いから、次のカメラはもっと良いカメラを作って貰いたい。ここにアイデア書いたら、もったいないモンねw

Diary | 2007-05-23 | パーマリンク | コメント(0)

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コメント

Comment from りおすけ
5月 23, 2007 at 9:06 pm

実機を手にしていなくてもCOOLPIX S50cがどんな特徴のカメラなのか、とてもわかりやすい投稿ですね。
一眼と違い、コンパクト機は誰でも直感的に扱えることがベター。
その上でワイヤレスの機能が簡単に利用できるとベスト。
ニッチでマニアックな市場を狙うのか、潜在市場を掘り起こせるのかは、、まずカメラのインターフェイスのできによって変わるんだろうな。
とてもNikonらしいけど、。

Comment from 須田英之。
5月 29, 2007 at 12:15 pm

おいっすーブラザー。
いやー、昨日Nikonとの懇親会があったんだけど、言いたいこと全部いったわー。
既に次のカメラは結構すすんじゃってるみたいなので、次の次のカメラに期待だね。

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すだっち 現在楽器メーカーに勤めながら、日々ダイエットに勤しんでいる須田英之です。詳しくはプロフィールで!

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